HODIC特別賞(2002年8月30日)
 受賞者:
辻内 順平
東京工業大学名誉教授
 受賞理由:
「日本のホログラフィー、およびホログラフィックディスプレイ研究会への永年にわたる貢献」
日本に於けるホログラム研究の草分けとして、多くの新しい研究開発を行い、更には教育面においても多くのホログラフィー研究者を輩出した。また、ホログラフィックディスプレイ研究会においても創立時から関わり、会の発展に尽くした。
 受賞記念講演:
「日本のホログラフィー黎明期とその発展」
日本におけるホログラフィー関係の研究・発展状況を、1964-1974の11年間にわたって概観。この時代は、ホログラフィーにレーザーが導入され、新しい光学技術として発展を始めた時期であり、ホログラフィーの歴史においては基礎理論や、新技術、新しい応用の着想が続出した時代であって、ある意味ではホログラフィーの歴史における黄金期である。
しかし、この時期は日本にとってはホログラフィーが導入され、その研究が始まった時期であり、ホログラフィー発展の黎明期に当たる。これを年代に従ってその歴史を解説。
 受賞者プロフィール:
辻内 順平(ツジウチ ジュンペイ)
東京工業大学名誉教授
経歴:
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1951年 |
東京大学理学部天文学科 卒業 |
同年 |
工業技術院機械試験所入所 |
1958年 |
光学研究所(フランス・パリ)留学 |
1960年 |
帰国 |
1962年 |
工学博士(東京大学) |
1967年 |
東京工業大学教授 |
1970年 |
応用物理学会光学懇話会幹事長 (1972年まで) |
1972年 |
アメリカ光学会(OSA)フェロー |
1975年 |
国際光学委員会(ICO)副会長(1981年まで) |
1981年 |
国際光学委員会(ICO)会長 (1984年まで) |
1982年 |
天津大学(中国)客員教授 |
1986年 |
応用物理学会副会長 (1988年まで) |
1988年 |
東京工業大学定年退官・東京工業大学名誉教授 |
同年 |
千葉大学工学部教授 |
同年 |
応用物理学会会長(1990年まで)、日本印刷学会副会長 (1990年まで) |
1990年 |
国際光工学会(SPIE)フェロー |
1993年 |
千葉大学定年退官 |
1994年 |
日本医用画像工学会会長 |
1999年 |
英国物理学会(IoP)フェロー |
賞罰:
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1962年 |
光学論文賞(応用物理学会) |
1970年 |
技術賞(日本写真学会) |
1987年 |
SPIE会長特別賞(SPIE,アメリカ) |
1988年 |
J. Petzval賞(OAFS, ハンガリー) |
1995年 |
藍綬褒章 |
1996年 |
名誉博士 (INAOE, メキシコ) |
1997年 |
C.E.K. Mees Medal (OSA, アメリカ) |