2002年度(第9回)鈴木・岡田賞

HODIC鈴木・岡田賞 選考委員会報告

選考委員長 高橋 進

 2003年4月3日に9名の委員出席のもと2002年度(第9回)鈴木・岡田賞の選考委員会を開催いたしました。本年度より貢献賞の選考、公募方式の採用など新しい試みも行いました。推薦候補として、貢献賞1件、技術分野4件、芸術分野1件の候補が挙げられ、選考委員会において慎重に討議した結果、貢献賞1件、技術分野2件が選考されました。残念ながら芸術分野は該当無しという結果になりました。

 

 

 

貢献賞:「ホログラフィー・アートへの貢献」三田村畯右(筑波大学名誉教授、帝京平成大学教授)

授賞理由
日本におけるホログラフィー・アートの創生期から現在に到るまで,自らこの分野に取り組み多くの作品を発表し,更に,ホログラフィー・アートの教育に尽力し,この分野に多くの貢献をした。これらの貢献は非常に大きいものと思われる。

 

技術部門:「アゾベンゼンを用いた表面レリーフ型ホログラム記録」原田建治(北見工業大学情報システム工学科 助手)

対象論文
「アゾベンゼン高分子薄膜を用いた表面レリーフ型ホログラム記録」
HODIC Circular, Vol22, No.2 (2002)

選定理由
ホログラム記録材料として、特殊で興味深い効果をもつアゾベンゼン高分子材料について優れた研究成果を示した。このことはホログラムの新しい分野への可能性やディスプレイ・ホログラムへの応用も示すものであり評価に値する。

 


 

受賞者のプロフィール

 

三田村畯右(ミタムラ シュンスケ)
筑波大学名誉教授、帝京平成大学教授

[略歴]
1964年 東京教育大学芸術学科彫塑専攻卒業
1966ー70年 スウェーデン王立美術院大学及びイタリア・フィレンツェ美術アカデミー留学
1970年 弘前大学講師, 76年筑波大学芸術学系講師(総合造形担当),79年助教授,87年教授,92-94年芸術学系長,95-98年芸術専門学群長
2000年- 筑波大学名誉教授,帝京平成大学教授,常葉学園大学客員教授

[主な作品発表等(ホログラフィー関係のみ)]
1978年 世界のホログラフィ展(新宿・伊勢丹)
1981年 国際雷射景観大展(台北市天文台,台湾)
1983年 ハイ・テクノロジーアート展(名古屋・松坂屋)
1984年 Licht-Blick展 (Deutsches Filmmuseum,Frankfurt,Germany)
1985年 2nd International Exhibition of Holography (Lake Forest College,USA)
科学技術と芸術(EXPO '85)
1986年 三田村畯右・ホログラフィー個展(京都・アートスペース虹)
1987年 Images du Futur '87 (Le Viieux-Port de Montreal,Canada)
1988年 日本尖端科技芸術展(台中省立美術館,台湾)
1989年 時と空間のイメージ展(名古屋市科学館)
1990年 Ars Electronica(Brucknerhaus,Linz,Austria)
1993年 '93 世界のホログラフィー・アート展 <監修>(東京・大丸ミュージアム)
1994年 Images du Futur '94(Le Viieux-Port de Montreal,Canada)
1995年 「Aqua Hologram」(ホログラム作品設置)有明・日本下水道公団
1996年 Holographic Network(Kunst Akademi der Berlin, Germany)
Art in Holography (Advisory Council,University of Nottingham, UK)
「花と水と」(ホログラム作品設置)秋田美術工芸短期大学
1999年 Art in the Sciences (Academy of Fine Arts, Budapest,Hungary )
2000年 三田村畯右と<総合造形>展(茨城県立つくば美術館)
Holography 2000( Stadmuseum,St.Polten,Austria )
ホログラフィック・イメージ展(東京写真美術館)
2001年 モノの芸術・メディアのアート展(常葉美術館)
2002年 Japan Contemporary Art & Design Works (Rajabhat Institute, Bangkok,Thailand)

[受賞等]
1970年 環境造形コンテスト1位(オクセルスンド市・スウェーデン)
1987年 Artists-in-Residence Award(Museum of Holography N.Y)及び国際交流基金芸術家派遣助成により滞在制作
1989年 サンケイ児童出版文化賞佳作賞
1996年 Holography Award(Shearwater Foundation, U.S.A.)
2001年 Artists-in-Residence Award(Center for the Holographic Arts, N.Y)

[主な著書・論文]
「オブジェ」北隆館,「美術からアートへ」鳳山社,「あたらしい美術・造形」(共著)小峰書店,「映像学原論」(共著)ミネルヴァ書房,「東洋とニューサイエンス」(共著)誠信書房,「メディア・レヴォルーション」(共著)ジャストシステム,「形とシンメトリーの饗宴」(共同監訳,近刊)森北出版,「Holographic Holography」Leonard,「視覚世界像のパラダイム・シフト」記号学会誌,「Virtual-Real Imaging」 Springer-Verlag,「ホログラフィック・リアリティー」映像学会誌,「ホログラフィー・アートの30年」日本光学会誌,「ガボールの生涯」3-D Forum,「芸術表現?メディア・アートとしてのホログラフィー」日本写真学会誌

 


 

原田建治(ハラダ ケンジ)
1972年2月11日生 31歳

[経歴]
1994年3月 筑波大学第三学群基礎工学類物理工学専攻卒業
1996年3月 筑波大学大学院工学研究科博士前期課程物理工学専攻修了 修士(工学)
1999年3月 筑波大学大学院工学研究科博士後期課程物理工学専攻修了 博士(工学)
1999年5月 筑波大学物理工学系 講師
2002年4月 北見工業大学情報システム工学科 助手 (現在に至る)

[抱負]
アゾベンゼン高分子を用いた光学素子の研究を始めて8年が経過しました。光異性化、光誘起表面レリーフ形成、可逆性、2次非線形性等の特徴を有しており、従来のホログラム記録材料と全く異なる新しい分野への応用が可能であると考えています。今後も、アゾベンゼン高分子を用いた記録材料や光学素子の実用化に向けて研究を進めていきたいと思います。みなさまのご指導をよろしくお願いいたします。

[研究業績]
論文: 

  1. Chia-Chen Hsu, Jian-Huag Lin, Tzer-Hsiang Huang and Kenji Harada, “Temperature dependent photoinduced third harmonic generation variation in azo-doped polymer thin films”, Applied Physics Letter, 85, pp.2440-2442 (2003).
  2. Kenji Harada, Hajime Inoue, Mohamed A. El-Morsy, Masahide Itoh, Shinsuke Umegaki and Toyohiko Yatagai, “Holographic Recording and Control of Diffraction Efficiency Using Photoinduced Surface Deformation on Azo-Polymer Films”, Japanese Journal of Applied Physics, 41, pp.1851-1854 (2002).
  3. Kenji Harada, Katsuhiro Munakata, Masahide Itoh, Shinsuke Umegaki and Toyohiko Yatagai, “Spatial light manipulation devices using nonlinear polymeric materials”, Optical and Quantum Electronics , 34, pp.1183-1189 (2002).
  4. Kenji Harada, Katsuhiro Munakata, Masahide Itoh, Shinsuke Umegaki and Toyohiko Yatagai, “High-speed light modulation using complex refractive-index changes of electro-optic polymers”, Applied Physics Letter, 77, pp. 3683-3685 (2000).
  5. Kenji Harada, Katsuhiro Munakata, Masahide Itoh, Shinsuke Umegaki and Toyohiko Yatagai, “Spatial filtering using poled polymer etalon light modulators”, Optical and Quantum Electronics, 32, pp.1351-1358 (2000).

 


 

岡 恵子(オカ ケイコ)
1978年2月7日生まれ 25歳

[経歴]
1993年4月 栃木県立宇都宮中央女子高等学校 入学
1996年3月 栃木県立宇都宮中央女子高等学校 卒業
1996年4月 日本女子大学 理学部 数物科学科 入学
2000年3月 日本女子大学 理学部 数物科学科 卒業
2000年4月 日本女子大学大学院 理学研究科 数理・物性構造科学専攻 博士課程前期 入学
2002年3月 日本女子大学大学院 理学研究科 数理・物性構造科学専攻 博士課程前期 修了
2002年4月 日本女子大学大学院 理学研究科 数理・物性構造科学専攻 博士課程後期 入学
2003年4月 同博士課程後期2年 在学中

[抱負]
光波は本来ベクトル波として取り扱うため、近似されたスカラー解析ではなく、電磁波解析の一種である厳密結合波解析を用いた数値計算プログラムを開発し、物理現象や評価を行うために用いています。今回は高分散素子VPHグリズムの最適設計条件や作製評価に関して計算を行ってきました。この研究に関わることができ、さらにこのような素晴らしい賞を頂けたことを大変嬉しく思います。これも、小舘先生をはじめとする、海老塚氏(理研)、D2駒井さん、渡辺さん(本学)の御協力があったことによるものだと思います。今後、すばる望遠鏡搭載に向けてのグリズム作製、最適条件算出、プログラムの開発にも力を入れていきたいと思います。

[研究業績]
(論文)

  1. Werner Klaus, Keiko Oka, Makoto Fujino and Kashiko Kodate : “Analysis of Near-Field Intensity Distributions of High-Compression Talbot Array Illuminators Using Rigorous Diffraction Theory,” Optical Review, Vol.8, No.4 pp.271-275 (2001) .
  2. 岡恵子, クラウス・ヴェルナー,小舘香椎子 : “厳密結合波理論による波長オーダを持つ微細回折格子の解析” 日本女子大学紀要 理学部 第10号 pp.99-108 (2002).
  3. Noboru Ebizuka, Keiko Oka, Akiko Yamada, Mami Watanabe, Kayo Shimizu,Kashiko Kodate , Masami Kawabata, Takashi Teranishi, Koji Kawabata, Masanori Iye: “Development of Volume Phase Holographic (VPH) Grism for Visible to Near Infrared Instruments of the 8.2m Subaru Telescope,” Proceeding of SPIE, Vol.4842, pp.319-328
  4. Keiko Oka, Akiko Yamada, Yuki Komai, Eriko Watanabe, Noboru Ebizuka, Takashi Teranishi, Masami Kawabata, Kashiko Kodate:“Optimization of a Volume Phase Holographic Grism for Astronomical Observation using the Photopolymer,” Proceeding of SPIE, Vol.5005 (to be published)

(口答発表)

  1. Keiko Oka, Werner Klaus, Makoto Fujino and Kashiko Kodate, : “Evaluation of high-compression Talbot Array Illuminators (TAIL) using the Rigorous Coupled-Wave Analysis (RCWA) and Scalar Diffraction Theory,” Proc. Optical Design and Fabrication 2000 Tokyo pp.161-164 (2000.11).
  2. Keiko Oka and Kashiko Kodate, : “Theoretical analysis of Talbot array illuminators,” 梨花女子大学・日本女子大学・お茶の水女子大学三大学合同フォーラム 韓国 (2001.3)
  3. Keiko Oka, Werner Klaus, Makoto Fujino and Kashiko Kodate, : “Analysis of Talbot array illuminators with high compression ratios using rigorous diffraction theory,” Diffractive Optics 2001 Budapest pp.22-23 (2001.10).
  4. Keiko Oka, Werner Klaus, Makoto Fujino, Mami Watanabe, Noboru Ebizuka and Kashiko Kodate : “Rigorous Analysis of Volume Phase Holographic Grism for Astronomical Observations,” 19th Congress of the International Commission for Optics (ICO), Firenze, pp. 565-566 (2002.8)
  5. Yuki Komai, Keiko Oka, Werner Klaus, Kashiko Kodate, :”Numerical Analysis of Micro Hybrid Multi-level Zone Plates using Electromagnetic and Scalar Methods,” Optical MEMS, Lugano, pp.71-72 (2002.8)
  6. Akiko Yamada, Keiko Oka, Yuki Komai, Eriko Watanabe, Noboru Ebizuka, Takashi Teranishi, Masami Kawabata and Kashiko Kodate :“Optimization of a Volume Phase Holographic Grism for Astronomical Observation using the Photopolymer”, in Holographic Material IX, Santa Clara, Proc. Soc. Photo-Opt. Instrum. Eng. (2003.1)
  7. 中山朋子,クラウス・ヴェルナー,岡恵子,小舘香椎子,:“回折型アレイジェネレータの検討-Talbotアレイイルミネ-タとバイナリゾーンプレート-,” 第60回応用物理学会関係連合講演会発表 pp.509 (1999.9)
  8. 岡恵子, 折原有子, クラウス・ヴェルナー, 小舘香椎子, : “RCWAを用いた回折光学素子の解析,”Optics Japan 2000 Extended Abstract pp.147-148 (2000.10).
  9. 岡恵子, クラウス・ヴェルナー, 藤野誠,小舘香椎子,: “Rigorous Coupled-Wave Analysis (RCWA) を用いた高圧縮Talbot Array Illuminator (TAIL) の評価,” 第48回応用物理学会関係連合講演会発表 p.995 (2001.3).
  10. 岡恵子, クラウス・ヴェルナー, 藤野誠, 小舘香椎子,: “サブ波長構造をもつ高圧縮Talbot array illuminator (TAIL) の解析,” Optics Japan 2001 Extended Abstract pp.85-86 (2001.11).
  11. 岡恵子,渡辺真美,小舘香椎子,海老塚昇,クラウス・ヴェルナー,藤野誠,寺西卓, 川畑政巳,家正則,: “すばる望遠鏡FOCAS用高分散VPHグリズムの開発 ― RCWAを用いた数値解析と試作 ―,” 2002年春季天文学会 p.193(2002.3).
  12. 渡辺真美, 岡恵子, 清水賀代, 小舘香椎子, 海老塚昇, 寺西卓, 川畑政巳,家正則,: “VPHグリズムによるしし座流星群の分光観測,“ 2002年春季天文学会 p.61(2002.3).
  13. 駒井友紀、岡恵子、クラウス・ヴェルナー、渡辺紘子、小舘香椎子,:“高NA微小ハイブリッドマルチレベルゾーンプレートの照射効率向上に関する検討” 2002年秋応用物理学会関係連合講演会発表(2002.9)
  14. 山田亜希子, 岡恵子,クラウス ヴェルナー, 海老塚昇, 寺西卓, 川畑政巳, 家正則,小舘香椎子,:“すばる望遠鏡FOCAS用高分散VPHグリズムのRCWAを用いた設計と試作,”Optics Japan 2002 Extended Abstract pp.206-207 (2002.10).

(特許)

  1. RK 13002J『透過型回折格子装置』(2001) 海老塚昇,小舘香椎子,岡恵子,家正則,戎崎俊一
  2. 『回折格子』(特許出願中) 海老塚昇,岡恵子,小舘香椎子,川端功治,家正則

 

山田 亜希子(ヤマダ アキコ)
1979年8月4日生まれ 23歳

[経歴]
1995年4月 神奈川県立港南台高等学校 入学
1998年3月 神奈川県立港南台高等学校 卒業
1998年4月 日本女子大学 理学部 数物科学科 入学
2002年3月 日本女子大学 理学部 数物科学科 卒業
2002年4月 日本女子大学大学院 理学研究科 数理・物性構造科学専攻 入学
2003年4月 同博士課程前期2年 在学中

[抱負]
この度は、大変名誉ある賞を頂き、本当にありがとうございます。このVPHグリズムの開発はすばる望遠鏡の観測装置FOCASに搭載することを目標とし2000年度より、日本女子大学 小舘研究室で行ってきています。先輩方の積み重ねてきた研究があって、今回VPHグリズムがこのようなすばらしい賞を頂くことができました。また、共同研究者でありVPHグリズムの発案者である理化学研究所の海老塚氏にはいつも近い立場で御指導・御助言を頂いております。今後はすばる望遠鏡搭載という目標を達成するために、実験にももっと力を入れていきたいと思います。みなさまの御指導をよろしくお願い申し上げます。

[研究業績]
(論文)

  1. Noboru Ebizuka, Keiko Oka, Akiko Yamada, Mami Watanabe, Kayo Shimizu,Kashiko Kodate , Masami Kawabata, Takashi Teranishi, Koji Kawabata, Masanori Iye: “Development of Volume Phase Holographic (VPH) Grism for Visible to Near Infrared Instruments of the 8.2m Subaru Telescope,” Proceeding of SPIE, Vol.4842, pp.319-328
  2. Keiko Oka, Akiko Yamada, Yuki Komai, Eriko Watanabe, Noboru Ebizuka, Takashi Teranishi, Masami Kawabata, Kashiko Kodate: “Optimization of a Volume Phase Holographic Grism for Astronomical Observation using the Photopolymer,” Proceeding of SPIE, Vol.5005 (to be published)

(口頭発表)

  1. Akiko Yamada, Keiko Oka, Yuki Komai, Eriko Watanabe, Noboru Ebizuka, Takashi Teranishi, Masami Kawabata, Kashiko Kodate: “Optimization of a Volume Phase Holographic Grism for Astronomical Observation using the Photopolymer,” SPIE’s 15th Annual Symposium Electronic Imaging Sicience and Technology(in Santa ClaraConvention Cente and Westin Hotel Santa Clara, USA)
  2. 岡恵子,山田亜希子, クラウス ヴェルナー, 海老塚昇, 川畑政巳, 寺西卓, 家正則, 小舘香椎子:“すばる望遠鏡FOCAS用高分散VPHグリズムのRCWAを用いた設計と試作,”日本光学会2002年次学術講演会(於 東京農工大学 小金井キャンパス)
  3. 山田亜希子, 岡恵子, 駒井友紀, 渡邉恵理子, 海老塚昇, 川畑政巳, 寺西卓, 小舘香椎子:“フォトポリマーを用いた天体観測用VPHグリズムの作製,”第8回レオニード流星群観測小研究会(於 国立天文台)

 

石川 麻美 (イシカワ マミ)
1981年8月24日生れ 21歳

[経歴]
1997年4月 大妻中野高等学校 入学
2000年3月 大妻中野高等学校 卒業
2000年4月 日本女子大学 理学部 数物科学科 入学
2003年4月 同4年 在学中

[抱負]
大学の学園祭の時に『グリズム』という大変興味深い研究テーマをいただき、ホログラフィックな世界に出会いました。ハワイ島にあるすばる望遠鏡に搭載するVPHグリズムの作製という大きな目標に向かって頑張ってきました。このような素晴らしい賞を頂くことができ、今後の励みになると同時に、大変光栄に思います。また、学部のうちにこのような大きな目標を遂げることができ、大変嬉しく思います。このような素晴らしい賞を頂いたからには、これからも『グリズム』の一層の性能向上に向けて頑張っていきたいと思います。

 

柏木 正子 (カシワギ マサコ)
1980年7月11日生まれ 22歳

[経歴]
1996年4月 埼玉県立与野高等学校 入学
1997年7月 埼玉県立与野高等学校 休学
1997年8月  Basehor Linwood High School(USA) 留学
1998年9月  埼玉県立与野高等学校 復学
2000年3月 埼玉県立与野高等学校 卒業
2000年4月 日本女子大学理学部数物科学科 入学
2003年4月 同4年 在学中

[抱負]
5月中旬にすばる望遠鏡への搭載を目的として、VPHグリズム作製に日々励んでおります。
現在、回折効率が最も高く得られる条件を検討中です。 今後このグリズムを望遠鏡取り付け、天体観測をし、天体の新しいデータを取るところまで発展させていきたいと思っております。
そして、宇宙の謎の解明に少しでも近づくことを夢見ております。
この度、大変すばらしい賞を戴きまして、とても嬉しく思います。この賞を糧とし、今後の研究の発展に向けて常に全力投球で頑張っていきたいと思います。